馬
馬は後腸発酵を行う大型動物で、疝痛や蹄葉炎を起こしやすく、急激な糖・デンプンの摂取や核のある一部の果実は重大なリスクとなります。
馬 向けに 5 件の食品を審査済み
毒性プロファイル
後腸アシドーシスと蹄葉炎
糖やデンプンの急激な過剰摂取は盲腸で発酵して乳酸を生じ、有益な細菌を死滅させ、内毒素を放出し、全身性の炎症を引き起こします。これは数時間以内に急性蹄葉炎——蹄骨の痛みを伴う回転——へ進行することがあります。
青酸配糖体を含む種子の毒性
核果類の種子(モモ、スモモ、サクランボ、アンズ)にはアミグダリンが含まれ、腸内細菌がこれをシアン化水素に変換します。種子1個でも、馬に急速な呼吸不全を引き起こすのに十分なシアンを放出することがあります。
フルクタン感受性
寒地型の牧草は寒い夜や干ばつストレスの後にフルクタン(フルクトース重合体)を蓄積します。蹄葉炎の既往がある馬は、フルクタンの多い放牧地で採食してから数時間以内に急性の発作を起こすことがあります。
最もリスクの高い器官系
最も危険な食品
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マカダミアナッツ
マカダミアナッツはウマにとって有毒であり、神経症状や筋肉障害を引き起こす可能性があります。安全な摂取量は現時点では確立されておらず、どれほど少量であっても与えるべきではありません。症状は摂取後12〜24時間以内に現れることが多く、早期の獣医受診が重要です。
じゃがいも
馬はジャガイモを少量であれば食べられる場合もありますが、緑色のジャガイモや生のジャガイモ、芽の部分にはソラニンなどのアルカロイドが含まれており、1〜2 kgほどの摂取でも中毒症状を引き起こす可能性があります。消化器症状や神経症状が摂取後30分〜6時間以内に現れることがあるため、馬主・管理者は注意が必要です。基本的には意図的に与えることを避け、牧草地へのジャガイモの混入にも気を配ることが推奨されます。
アイスクリーム
アイスクリームはウマにとって直ちに致命的な食品ではありませんが、乳糖不耐性・高糖質・高脂肪という三重の問題を抱えており、少量でも消化器症状を引き起こすリスクがあります。特に100〜200 gを超える量を与えた場合、疝痛(コリック)や軟便・下痢が起こりやすくなります。おやつとして与えることは推奨されず、与えるなら獣医師への相談が先決です。
ほうれん草
ほうれん草は馬にとって直ちに命に関わる食品ではありませんが、シュウ酸を豊富に含むため、継続的に与えると体内のカルシウムバランスが乱れるリスクがあります。少量を一時的に与える程度であれば重篤な問題は生じにくいものの、毎日まとまった量を与え続けることは避けるべきです。特に成長期の若馬や骨密度が気になる高齢馬では、より慎重な対応が求められます。
リンゴ
リンゴは適量であれば馬にとって定番の安全なおやつです。喉詰まりを防ぐために小さく切り、糖分が多いため量は控えめにしましょう。